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都立高校入試『国語』の攻略法

9月からの新学期を迎え、駿英ゼミナールでは、中学3年の受験生に対しては、過去問を中心に本格的な受験指導を行っています。
 そこで、今回は、都立高校の一般入試「国語」の対策法を紹介します。

都立高校入試『国語』の攻略法

■得点力を伸ばす! 都立高校一般入試「国語」の攻略法!

  1. ①大問1・大門2で出題される「漢字の読み書き」攻略法
  2. ②問3で出題される「小説文」の攻略法
  3. ③「テーマ作文問題」の攻略法
  4. ④大問5で出題される「論説文」の攻略法

❖都立高校一般入試の「国語」は、過去20年間、出題傾向にほとんど大きな変更はありません。

 

〔①〕大問1、大門2の「漢字の読み書き」攻略法

 *大問1は「漢字の読み」の問題。
 *大問2は「漢字の書き」の問題。
☆大問2の「漢字の書き」は、小学生で学んだ漢字から出題。
◎小学生レベルの漢字は「書ける」ように、中学生レベルの漢字は「読める」ようにすればOK!
◆大問1と大門2で、20点は確実に得点できます。

 

〔②〕大問3の「小説文問題」の攻略法

 *大問3は、小説文を題材にした問題。
  下記の2つのポイントを押さえれば正解率がUP!

●ポイント① 「この表現から読み取れるものを選ぶ」パターンの問題大問3には、下記のような問題が3問程度出題されます。

・「〇〇〇〇〇〇」とあるが、この表現から読み取れる□□□□□□の様子として、最も適切なものは、次のうちではどれか。
☆設問文に、「この表現から読み取れる」ということが書かれているパターンの問題。

★この問題は、本文を見ずに正解の選択肢が選択できます。
◎設問文内の傍線が引かれている「〇〇〇〇〇〇」だけ見て、それに最も近い 言葉が含まれている選択肢を選べば正解になります。

 

●ポイント② 過去20年間、正解になったことがない選択肢

 選択肢文中につぎの言葉が含まれている選択肢がよく出てきます。
 下記の言葉が含まれる選択肢が正解になったことはありません。

  • 「時間の経過ともに」
  • 「細部までありのままに」
  • 「対比を用いて順序立てて説明的に」
  • 「幻想的に」

※上記の言葉が含まれる選択肢が正解になる可能性は絶対ないとはいえないの で、一応、本当に不正解かどうかの検討は必要。
 但し、上記の言葉が含まれている選択肢を正解として選ぶ際は慎重な判断が必要です。

 

〔③〕大問4の「論説文問題」の攻略法

 大問4は、「論説文」を題材にした問題です。
 下記の3つのポイントを押さえれば正解率と得点がUP!

●ポイント① 「全て」など「100%」を意味する言葉が含まれている選択肢は不正解の可能性が大です。
〈例〉次の言葉が含まれている選択肢
 ①「必ず」 ②「常に」 ③「誰でも」 ④「いつでも」 ⑤「どこでも」

◎上記のような、「例外のない、100%を意味する言葉」が含まれる選択肢は、不正解である可能性が大です。


●ポイント② 指示語は「前の文」、理由は「後ろの文」をチェックする!

●ポイント③ 大問4の傍線部の問題は、下記の3パターン

  1. 1,傍線部の指示語が示しているところを探す問題
  2. 2,傍線部の理由が書かれているところを探す問題
  3. 3,傍線部と同じことを言い換えているところを探す問題

☆〈攻略法〉

 ①傍線部の指示語が示しているところを探す問題
 ②傍線部の理由が書かれているところを探す問題
 ③傍線部と同じことを言い換えているところを探す問題

 

〔④〕「作文問題」はテーマを守ってミスなく書けば10点満点がとれます。

●大問4の「作文」は、減点方式での採点なので、内容の良し悪しはほとんど 関係ありません。時間をかけて立派な文章を書いても加点はされません。

◎与えられたテーマに沿って、日本語の使い方が合っていて、誤字がなければ10点満点がもらえます。

☆先ず、その内容に賛成することを宣言し、その理由にふさわしい体験談を「作文」し、最後にもう一度、賛成であることを述べればOKです。

◆よく出題されるテーマは、「コミュニケーション」「科学技術」「環境問題」です。

*「コミュニケーション」系のテーマの体験談は家族や友人関係、学校の行事や部活のエピソードなどを書けば良いと思います。

*「科学技術」「環境問題」系のテーマは
 「最近~というニュースが報じられているのを見た。」と書いておけば体験談となります。

 

〔⑤〕大問5の「論説文問題」の攻略法

●大問5は、「現代文と古文の融合文」を題材にした問題です。
 下記の3つのポイントを押さえておけば、正解率と得点がUPします。

●都立高校入試の古文にはすべて口語訳がついているので、解き方は現代文と 同じ要領で解けばOKです。

●ポイント① 古文の全体の内容が把握できているかを試す問題。
 ★先に問題の選択肢を読めば、本文を読まなくても、どんな話の内容かをつかむことができます。

*「○○さんの発言の対談における役割とは」という問題には?
◎プラス意見の選択肢を選ぶ!

●ポイント② 大問5に高確率で出題される、
 「○○さんの発言のこの対談における役割を説明したものとして最も適切なのは、次のうちではどれか」という問題。

★その人物に対して否定的な表現がある選択肢が答えになったことは、過去には、一度もありません。
◎「その専門家の発言で対談の内容が深まった」という説明の選択肢から答えを選べば、それが正解です。

●ポイント③ 「○○とあるが、同じ意味・用法で文をつくれ」という問題。
 *本文中の指定語と同じ意味・用法で文を作らせる頻出問題。
 ・「私はもとより文字を書くことを知らない」の「もとより」を用いて文を作る問題。
☆このような例文作成問題は、本文をわずかに変えるだけでOK!
 〈答〉「妹はもとより英語を書くことを知らない」と書けばOKです。

 ・「それはさながら曲水の宴のようです」の「さながら」を用いて文を作る問題。
 〈答〉「あれはさながら東京の景色のようです」とすればOKです。

☆指定された言葉の意味・用法を知らなくても、例文の作成は可能です。

 

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